ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~第二話の感想

前回は文具店を継ぐ決意をした鳩子ちゃん、文具店は継ぐものの、代書屋は依頼を受けるかどうかまだ少し迷いがありましたが、新たな依頼人はやってきます。

 

今回の依頼は、離婚を知らせる手紙です。素人が聞いても、代理で書くにはかなりハードルが高いテーマな気がします。依頼人の元妻は、彼氏がすでにいて、沖縄にある彼氏が営むペンションへすでに移住済み。

 

元妻の要望は、昔、依頼人と結婚前に海外で買ったMのイニシャルが入った、シーリングスタンプを使うことでした。

 

そして、依頼人の要望は、『幸せに暮らしていたことを伝えたい。これは円満離婚なのだから』そのことばに鳩子ちゃんは、少し引っ掛かりを覚えます。

 

新米代書屋の鳩子ちゃんは、どう書こうかやっぱり悩みます。そんなある日、突然見知らぬ女性が文具店に飛び込んできて、ポストに投函してしまった手紙を取り返してほしいと鳩子ちゃんにお願いしてきます。

 

帆子(はんこ)という名前この女性は、父親が危篤ですぐに出ないと行けないといいます。その手紙は、プロポーズされた相手にプロポーズを受ける返事を書いたものでしたが、それをやっぱり取り消したいということでした。

 

そもそも、相手が彼氏を作って、「好きな人ができたから離婚したい」なんて言い出したら、普通は、怒って慰謝料でも請求してやろうかと考えるのが一般的だと思っていました。

 

鳩子ちゃんも相手を責めない依頼人を不思議に思っていたようです。そんな中、突然無茶ぶりをしてきた帆子と仲良くなり、依頼人に対するもやもやをざっくり説明して、アドバイスを受けたりします。

 

それでもまだ、離婚のお知らせの真意がつかめない鳩子ちゃんは、もう一度依頼人に会いに行きます。昔の話をするうちに依頼人が本音を語り始めました。

 

彼女を幸せにすると約束していたのに、幸せに出来なかったのかという絶望感、それを口にした依頼人は、代書の話を一旦保留にします。

 

しかし、鳩子は結婚前に買ったシーリングスタンプのイニシャルが元妻の旧姓のWではなく、依頼人の姓である、Mだったことに気づきそれを伝え、手紙を作ることを逆に勧めます。

 

出来上がった手紙を読んだ元妻は、泣きながら、依頼人に「ありがとう」と伝えたそうです。依頼人は、どこかすっきりした様子で、離婚に対しての区切りがやっと着いたという所でお話は終わりました。

 

個人的にはこんなに優しい依頼人をよそに、浮気する元妻には少し反感を覚えてしまいました。それに対して、幸せにできなかったと後悔する依頼人がいい人過ぎて、少し切なくなりました。

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